備蓄米、13日にも十勝で販売開始
ローソン全店 14日から販売
随意契約による政府の備蓄米について、地場スーパーマーケット・福原(帯広市)は、13日にいっきゅう店(帯広市西19南2)で数量限定で先行販売すると発表した。全店での本格販売は18日からとしている。また、コンビニエンスストア大手・ローソン(東京都)は14日から十勝管内を含む全国(沖縄を除く)の店舗で販売を予定している。
福原は、自社で農林水産省に申請した2021年産米(古古古米)50トン分の購入が4日に確定。その他、同社が所属するアークスグループ(札幌市)でも確定している。いずれも21年産で、5キロ袋で1890円(税抜き)で販売する。
13日分は、アークスが購入した一部、5キロ入り約700袋。品は札幌で精米・袋詰めされ13日朝に店舗に到着、売り場に並べ、開店と同時に販売する。混雑が予想されることから、特設コーナーを設け、整理券を配布し、1家庭1袋の条件などとする。
16日にも第2弾として十勝の札内店と音更店のほか管外3店で5キロ袋・計1000袋程度を13日と同じ方法で販売する予定。同社は「とてもタイトなスケジュールではあるが、消費者の関心の高さなどを踏まえ、できるだけ最短で届けたいと考えた。来店者にも協力いただければ」としている。
ローソンは2キロ袋で販売し、価格は756円。21年産米。
ダイイチ230トン購入 コープ下旬に販売
管内にある主要小売店のうち、ダイイチ(帯広市)では21年産の備蓄米230トンの購入が確定、「精米場所の確保など準備済み。スピード感を持って対応したい」とする。コープさっぽろ(札幌市)では6月下旬以降に順次販売予定。マックスバリュなどを展開するイオン北海道(同)や、MEGAドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都)は「販売時期未定」としている。セブン-イレブンを運営するセブン-イレブン・ジャパン(東京都)やセコマ(札幌市)でも確定しているが、販売日は未定。(佐藤いづみ、月森七海)
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