古いコメ、おいしく食べるには? 「ごはんソムリエ」栂安さん(帯広)に聞く
古いコメでも、炊き方次第でふっくらとおいしく食べられる。炊き方のポイントを、日本炊飯協会認定の「ごはんソムリエ」で、Nobu Kitchen代表の栂安信子さん(71)=帯広市=に聞いた。
新米と比べ、水分が減っていて炊き上がりのパサつきなどが指摘される古いコメ。乾燥して割れやすいため、栂安さんは「力を入れてとぐ」のではなく「軽く洗うことを意識して」と話す。
その上で、浸水時間を十分に取ることがポイント。通常は30分程度で良いが、古いコメは1時間程度浸水をさせ、しっかり吸水させる。炊飯器の目盛りに合わせる水の量も、「少し多めに入れて」とアドバイスする。
普段は1・5合のコメを炊くことが多い栂安さん。炊く際に「みりんは臭いを消し、ツヤを出してくれる。もっちりさせたい時にはもち米を」と、それぞれ大さじ1杯入れることを勧める。
炊いた後の保管状態も気を付ける。時間がたつと味の劣化が進むため、「炊飯器の保温機能は使わず、ラップに包んで冷凍して」と話していた。(中島佑斗)
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