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「呪術廻戦」題材に「毎日賞」 毎日書道展で幕別の石原伸弥さん

受賞作品「黒閃」と並ぶ石原さん(本人提供)

 国内最大規模の書道展「第76回毎日書道展」(毎日新聞社、毎日書道会主催)で、幕別町在住の書道家石原伸弥さん(38)が、一般公募部門の最高賞「毎日賞」を受賞した。公募と会友を対象とする同賞には全国で146人が選ばれ、十勝管内からの受賞は石原さんのみ。大学時代から挑戦してきた公募展での受賞に「好きな題材で評価を頂けてうれしい」と喜びを語る。

 石原さんは近代詩文書の部門に「黒閃」と題した作品を出品した。人気アニメ「呪術廻戦」の戦闘シーンを題材に、「黒閃の舞い」と大書した。縦180センチ、横60・6センチの紙に、2本の筆を合わせ持って黒と光の対比を表現。かすれや墨の強弱で躍動感を出し、立体感を意識した。

 「書道は堅苦しいイメージがあるが、自分の好きな曲やアニメを書にする面白さがある」と石原さん。「最近は技術も身に付き、自分で自分の作品を『いいかも』と思えるようになってきた」と話す。

 石原さんは1987年江別市生まれ。大東文化大卒業後に教員を経て、2021年に幕別町で「陽光会十勝支部石原書道教室」を開設。現在約40人が通い、5月には札幌教室も開設した。来年からは毎日書道展の会員となる予定で、「ここを新しいスタートに、これからも挑戦を続けたい」と意欲を見せている。

 「第76回」ではこのほか管内から、秀作賞に大森洋臣さん(音更)、佳作賞に氏家淡雅さん(同)が選ばれた。

 受賞作を含む入賞作品は全国を巡回し、北海道展は今月24日から28日まで、札幌市民ギャラリーと大丸藤井セントラルスカイホールの2会場で開催される。道内からの入選作品も合わせて展示される。(児玉未知佳)

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