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カレーパングランプリ2020 十勝から満寿屋商店と小麦の奴隷の2店舗が東日本揚げカレーパン部門で金賞受賞

金賞受賞を受けて通常の2倍の個数を用意した満寿屋商店の「とかち牛カレーパン」(3日)

 カレーパンの日本一を決める「カレーパングランプリ2020」(日本カレーパン協会主催)の東日本揚げカレーパン部門で、十勝から満寿屋商店(帯広市、杉山雅則社長)の「とかち牛カレーパン」と、小麦の奴隷(大樹町、橋本玄樹オーナー)の「ザックザクカレーパン」が金賞を獲得した。3日に行われたオンライン授賞式で発表された。

 今回は、「揚げカレーパン」「焼きカレーパン」「キーマカレーパン」など8部門に全国から予選を含め207店舗247種類がエントリー。7月末から約3カ月間、同協会オフィシャルサイトで会員や一般から投票を受け付けた。

 最終的な得票数は非公開だったが、東日本揚げカレーパン部門の本戦に進んだのは16店舗。うち金賞は十勝の2店舗を含め10店舗で、同部門の最高金賞は千葉県船橋市ピーターパンの「コクうまカレーパン」だった。

 満寿屋商店の「とかち牛カレーパン」(1個210円)は「未来めむろ牛」を使用するなど十勝産の食材にこだわった。9月から麦音店で1番人気の商品となっていた。

 3日は麦音店内で授賞式をライブ中継。受賞の瞬間は来店客から拍手が送られた。受賞を受け、通常1日200個のところ倍の400個のカレーパンを店頭に用意して対応。杉山社長は「小麦をはじめ十勝産食材でつくった一品なので受賞はうれしい。これを機会に多くの方に味わってほしい」と喜びを述べた。

小麦の奴隷の「ザックザクカレーパン」

 「小麦の奴隷」の「ザックザクカレーパン」(1個250円)は大きなクルトンを付けて揚げ、ザクザクの食感を楽しめる一品。ルーには地場産ジャガイモを使用している。橋本オーナーは「最高金賞を狙っていたので正直悔しい」としながらも、「たくさんの方に食べてもらえるパン屋を目指し、来年は最高金賞を取りたい」と話した。(岡田優人、松村智裕)

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