シラカバせっけん販売 大樹協力隊神宮司さん
【大樹】町の地域おこし協力隊の神宮司亜沙美さん(31)が、大樹のシラカバを使った洗顔用の「白樺石鹸(せっけん)」を企画し、販売を始めた。肌に良い成分を含んだ枝葉を活用しており、「肌にうれしい効果も期待できる。一度使ってみてほしい」と話している。
シラカバは町内で樹液が利用・販売されており、「食べる」以外の形でも大樹の素材をPRしたいと企画した。枝葉にはタンニンやサポニン、ミネラル、ビタミンCが含まれ、これらの成分は肌の引き締めや抗酸化作用があることから、せっけんに活用した。
中札内村の「十勝リサイクル」に製造を依頼。保湿効果のあるシアバターをベースに、シラカバの枝葉を蒸して集めた水滴をせっけんに練り込んだ。無添加で肌に優しいという。
70グラムのレギュラーサイズ(2050円)と15グラム入りが2つ入ったキャラメルサイズ(1100円)の2種類を用意。これとは別に、シラカバの幹の皮を織り込んだケースに入ったものも販売している。
航空宇宙事業に取り組む大樹町をイメージした「Planetta(プラネッタ)」のブランド名で販売。十勝の小豆、黒豆、枝豆を使ったせっけんも扱っている。今後もプラネッタから、大樹の豆を使ったせっけん、ジャムなどを販売していきたい考えだ。
せっけんは道の駅・コスモール大樹や北海道ホテル(帯広)、十勝ヒルズ(幕別)で販売している。
(伊藤亮太)