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若手音楽家や市民によるオペラ「蝶々夫人」 7日公演へ練習に熱

7日の公演に向けて練習を重ねるオペラ「蝶々夫人」の出演者(左から4人目が山口君)

 帯広在住のテノール歌手小笠原一規さんがプロデュースするオペラ「蝶々夫人」が、7日午後6時半からとかちプラザで開かれる。道内在住の若手音楽家や帯広市民らが出演。中でも最年少13歳の山口富輝君(帯広翔陽中1年)が注目を集めている。

 道内在住の若手音楽家や地元の人が舞台に立つ機会をつくろうと、昨年立ち上げられた「北海道若手新人音楽家育成プロジェクト」の第2回公演。

 長崎を舞台に蝶々夫人と米軍士官のピンカートンとの悲劇の愛を描いた作品で、主役の蝶々夫人(ソプラノ)は昨年、全日本学生音楽コンクール北海道大会の声楽部門で優勝した五十嵐麻実さん(23)=札幌市在住=、ピンカートン(テノール)を小笠原さんが演じる。山口君は結婚式を執り行う神官(バリトン)役で登場する。

 山口君は柏小で合唱団に所属。翔陽中には合唱部がなかったため「声楽で音楽大学に進みたい」と小笠原さんに指導を求めた。小笠原さんの下に通い始めてわずかな期間だが声量など成長著しく、今回の出演が決まった。

 出演者による練習やリハーサルが連日、熱を増している。小笠原さんは「帯広で本格的なオペラを鑑賞するチャンス。日本が舞台で楽曲には『さくらさくら』などがメロディーとして取り込まれているなどなじみやすい作品」と話す。山口君は「2人を祝福する役で笑顔など表情を作るのが大変だが、のどを開いて声を遠くに届けられるようにしたい」と意欲を見せ、五十嵐さんは「オペラで主役を務めるのは初めて。すてきなチャンスを頂いたのでしっかりと歌いたい」と抱負を語る。

 午後6時半開演、同6時開場。前売り券(2500円)は市民文化ホールや勝毎サロン(藤丸7階)などで販売中。当日券は3000円。(大谷健人)

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