道の駅おとふけ増築へ、事業費15億円 27年3月完成目指す
【音更】音更町は、道の駅おとふけ(なつぞら2)の南側に増築棟を建設する方針を明らかにした。総事業費は15億4500万円で、増築棟は鉄骨平屋、床面積約794平方メートル。既存棟(鉄骨平屋、床面積約1960平方メートル)と増築棟を合わせた床面積は約2754平方メートルになる。2026年6月に着工予定で、27年3月完成を目指す。15日の町議会経済建設常任委で示した。
(内形勝也)
町は、公募型プロポーザルの募集を9月29日から11月21日まで実施。期間中に1グループの応募があり、宮坂建設工業(帯広市)を代表とする村上土建開発工業、ジオックス(以上音更町)、創造設計舎(帯広市)、アトリエブンク(札幌市)で構成する「ヴェスタおとふけplusグループ」を選定した。
整備内容は、なつぞら市場の売り場面積を約1・6倍の約410平方メートルに拡張、フードコートも約1・8倍の約653平方メートルに広げる。既存棟の北側にサイクルステーションと喫煙所、同西側に従業員駐車場(28台分)をそれぞれ新設、テークアウト店やカフェの移転、浄化槽の容量見直しなども行う。また、増築棟の屋上部分には太陽光パネルを配置し、同道の駅全体の電気を一部賄う。
町経済部によると、財源は国の地方経済・生活環境創生交付金の活用を想定している。また、既存棟の単年度当たりの経済波及効果は約11億7229万円で、増築棟分で新たに、約4億7000万円の経済波及効果があると試算している。
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