音更で菜の花満開 20、21日にイベント 黒田農場
【音更】町下士幌48の黒田農場(黒田浩光さん経営)の畑で菜の花が見頃を迎えている。黄色いじゅうたんを敷き詰めたような景観がドライバーの目を楽しませている。20、21の両日には来場者がトレーラーの観覧車で畑を周回できるイベントを開催する。
道東道音更帯広インターチェンジから十勝川温泉を結ぶ観光街道「音更メロディーライン」の沿道にある黒田農場では、小麦やビート、小豆などを生産し、新たな輪作作物として2015年から菜種の栽培をスタートさせている。
今年産の種は昨年9月4日にまいた。台風の影響で除草剤散布などの土壌処理ができなかったが、黒田さん(43)は「全体的には例年並みに育ってくれた。悪くない生育ぶり」と話す。
イベントは昨年5月に続き2回目。入場料(観覧車利用料込み)は中学生以上1000円、小学生500円、未就学児無料。観覧車は5・3ヘクタールの畑を約40分で周回する(随時運行)。
会場では菜の花のてんぷらを載せた温かいそばとうどんを300円で販売。かき氷、各種ソフトドリンクも150円で提供する。イベントは27、28日も開く。時間は午前10時~午後4時。
黒田さんは「見頃の菜の花を多くの人に楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛ける一方、写真撮影で無断で畑に入ったり、ごみを捨てる人がおり、「マナーを守って」と話している。
問い合わせは同農場(090・1522・7502)へ。(鈴木裕之)