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そろばん弾いて豆の取引 新春恒例席上商談会

そろばんを持って取引をまとめる仲立ち人(右、塩原真撮影)

 新春恒例の雑豆類を取引する「席上商談会」が、10日午後6時から帯広市内の北海道ホテルで開かれた。そろばんを持った仲立ち人が、売り手と買い手の雑穀商の商談をまとめ、商売が成立すると威勢の良い手締めの音が響いた。

 十勝の雑穀業者27社でつくる北海道東部農産物移輸出協同組合(理事長・梶原雅仁丸勝社長)の主催。取引は毎月1回「十勝商和会」として開かれ、今回が通算436回目。新年の初回は「席上商談会」という形式で新年交礼会に続けて開かれる。

 雑穀業者ら54人が出席。小豆は2013年産も前年産に続き質量ともに良好だったことから、出来高が前年比50トン増の305トン、価格は高騰した前年産よりは落ち着いたため同793万9000円安の9296万5000円だった。手亡は同10トン増の15トン、同367万2000円高の544万8000円、金時は3年ぶりに取引が成立し30トン744万円だった。

 合計金額は同317万3000円高の1億585万3000円と活発な取引となった。梶原理事長は「豆の品質が良く、2年続けて取引に勢いが感じられる。今年は商いが活発になりそう」と話していた。(関坂典生)

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