勝毎電子版ジャーナル

勝毎電子版

馬を見詰める西邑さん。「調教には正解がないと思う。いまだ、その答えは見つからない」と話す

苦楽40年、馬と歩む 西邑春夫調教師「ばんえいは生きがい」

松岡 秀宜

十勝毎日新聞社 編集局 司法グループ

 ばんえいの歴史に、その名を刻む名馬の一頭・サカノタイソンも管理した西邑春夫調教師(76)。開業38年目の2021年9月12日には、歴代8人目(当時)となる「通算1500勝」を達成。ばんえい競馬の栄枯盛衰を肌で感じながら、馬とともに歩んできた。調教師生活は今年で40年を超えたが、ばんえいは「生きがい」と語る。V字回復した現状に「若い人たちと一緒に頑張り、一戦一戦を大切にしたいね」と目を細める。...