ハルニレ彩る光 市中心部イルミネーション試験点灯
冬の帯広市中心部を電飾で彩る「帯広イルミネーションプロジェクト」(実行委員会主催)を前に、JR帯広駅前で8日午後、試験点灯が行われた。高さ約15メートルのハルニレの木などが一瞬のうちにシャンパンゴールド色に輝き、通行人らが足を止めて見入った。
同プロジェクトは企業協賛金と市民からの募金で運営され、帯広駅から藤丸にかけての通りをイルミネーションで彩る。
同駅前では7、8の2日間、2002年からプロジェクトに協力する十勝電気工事業協同組合青年部(佐々木信二部長)が電飾の取り付け作業を実施。延べ約50人、高所作業車6台が繰り出し、駅北側の街路樹7本とロータリーのハルニレの木の枝に約3万8000球のLED(発光ダイオード)モールをはわせた。電飾は、暖かさを感じさせるオレンジ色を選んだ。
試験点灯は8日の取り付け作業終了後に行われ、作業員がカウントダウンに合わせてチェックした。佐々木部長は「今年も冬が来たなと感慨深い。多くの市民に、明かりの彩りを楽しんでほしい」と話した。
取り付け作業は今後、藤丸側に向けて順次行う。イルミネーションは28日の合同点灯式で一斉に点灯し、来年2月24日まで街を明かりで包み込む。点灯時間は午後4時~午前0時。(安倍諒)
◆帯広イルミネーションプロジェクトについて
・帯広イルミネーションプロジェクト-帯広市公式ホームページ