広陽小と若葉小の嶋本さん全国へ リコーダー大会
第29回全道リコーダーコンテスト(1月9日・札幌市、道リコーダー教育研究会主催)で、帯広広陽小リコーダークラブと帯広若葉小6年の嶋本早紀さんが金賞を受賞し、全国大会(3月29日・東京)への切符を手にした。広陽小は昨年同クラブが結成されて以来、初めての大会での快挙。全国大会に先立って今月22日には広陽小と嶋本さんも出演する「リコーダーフェス」も控え、児童たちは意欲を新たに練習に励んでいる。
同コンテストは小・中・高・一般の各部門で行われ、道内各地から59個人・団体が参加。広陽小は20人のメンバーの中から希望した8人が合奏の部に、嶋本さんは独奏の部に出場した。管内からは他に陸別小リコーダーアンサンブルクラブが銀賞を手にした。
広陽小のクラブは、前任校の陸別小で指導していた嶋本勇教諭が昨年、5、6年生を対象に発足。リコーダー専門のクラブは管内では珍しい。現在は週4回、放課後や休日に練習を行っている。
今回のメンバーは岡本礼仕君(6年)をリーダーに、6種類のリコーダーで「ウエストカントリー組曲」を演奏。初めての大会で全国出場を決め、びっくりしながらも「出るからには金賞が目標。曲のイメージを表現できるよう練習していきたい」(岡本君)と意気込む。
同じく全国へ挑む嶋本さんは嶋本教諭と親子。4年生まで陸別小のクラブで活動していた。昨年は広陽小のクラブに所属していたが、距離が遠いため通いづらくなり、現在は自宅で父の指導で練習に励む。
全国大会は昨年に続き2回目の出場。父のギター伴奏で「アルトリコーダーとギターのためのソナタ第1番」を演奏する。昨年は銀賞を受賞し、「すごくうれしかった。大会でも観客が聴いていて飽きないような演奏をしたい」と気持ちを新たにする。
嶋本教諭は「子供たちはすごく上達が早い。広陽小クラブはみんなの気持ちがまとまっている。大会まで指導にも力を入れたい」と話している。(松田亜弓)
「十勝リコーダーフェスティバル」(十勝リコーダー協会主催)が22日午後2時半から帯広市内のとかちプラザ・レインボーホールで開かれる。
広陽小、陸別小、若葉小の嶋本早紀さんをはじめ、十勝リコーダー協会、管内の愛好家らが出演。バロック音楽や唱歌メドレー、アニメのテーマ曲まで幅広く演奏する。
ゲストには釧路deリコーダー(リコ☆リコ☆リコーダー釧路&つのぶえたてぶえ&釧路RSB)を迎える。
入場無料。問い合わせは嶋本勇さん(090・7658・8418)へ。