CAMUIロケット来月打ち上げ
【大樹】NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC、札幌)は3月2日、大樹町多目的航空公園周辺でCAMUI(カムイ)型ハイブリッドロケットと小型液体燃料ロケット「ひなまつり」の打ち上げ実験を行う。一般公開はしないが、大樹町民と同NPO会員限定で特別見学を受け入れる。
カムイは固体燃料(ポリエチレン)と液体酸化剤(液体酸素)を組み合わせた推進剤で飛ぶ、無火薬式の小型ロケット。
今回は前回(昨年7月)の実験で生じたパラシュートを使った減速技術などの不具合への対応を確認する。エンジンの推力(500キロ)、最高速度(マッハ1・4)、到達高度(7~10キロ)は踏襲する。
「ひなまつり」は、堀江貴文元ライブドア社長(証券取引法違反の罪で服役中)が創業者の事業会社「SNS」(東京)が開発。打ち上げ業務をHASTICに委託している。今回は直進安定性を確保するため、エンジンの推力を前回(200キロ)の2・5倍(500キロ)にした。
特別見学の申し込み、問い合わせは町企画課(01558・6・2113)へ。(関根弘貴)