耕土興論「藻谷浩介(日本総研主席研究員) 円安と農業」
食料と燃料の、輸入価格高騰に悩まされる日本。きっかけはウクライナ危機だが、もっと基本的な原因として、昨年に比べて3割も進んだ円安がある。欧米諸国が金融緩和を手じまいし始めたことで、日銀が緩和を続ける円の価値が、相対的に下がっているのだ。 「円安は善。円高は輸出を減らす」というのは、昭和の感覚..
食料と燃料の、輸入価格高騰に悩まされる日本。きっかけはウクライナ危機だが、もっと基本的な原因として、昨年に比べて3割も進んだ円安がある。欧米諸国が金融緩和を手じまいし始めたことで、日銀が緩和を続ける円の価値が、相対的に下がっているのだ。 「円安は善。円高は輸出を減らす」というのは、昭和の感覚..