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全天候型スポーツ施設建設でアスリートベースと音更町がGCF開始、目標金額5000万円 音更

十勝ボールパークのイメージ図

 【音更】スポーツ振興で十勝の活性化を目指す株式会社「アスリートベース十勝」(杉本直己代表)と音更町は1日、全天候型スポーツ施設「十勝ボールパークSORA」(仮称)の整備資金調達のため、音更町のふるさと納税を活用した「ガバメントクラウドファンディング」(GCF)を開始した。

5千万円目標
 GCFの目標金額は5000万円で来年3月末まで実施する。「雪国十勝(北海道)に全天候型スポーツ施設をつくりたい!」プロジェクト名とし、ふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」を使用する。寄付額は、一口1000円以上で、町は寄付額に応じた約250種類の返礼品を用意した。

 同ボールパークは、2026年秋から冬にかけて、音更町希望が丘運動公園内に開設予定。面積は約1500平方メートルの予定で、野球、サッカー、テニスのほか、体操、陸上競技など幅広い種目の利用を想定。町は公園内の土地の使用を許可する。

 小野信次音更町長は「施設が完成すれば、スポーツ環境の向上など、さまざまな効果が期待できる。温かいご支援を」と呼び掛けている。

 十勝の子どもたちが、冬の積雪や凍結の影響で冬場は屋外でのスポーツ活動が制限される状況を解消する。さらに、投球分析やスイング解析などを測定する弾道測定器など、プロ仕様の機器を取り入れ、世界を目指せる練習環境を整える。

 同社の杉本代表(39)は「この施設が、子どもたちの夢と、温かく見守る親の思いをつなぐ場所になれたら」と話している。

 また、同町出身のプロ野球オリックス・バファローズの片山楽生投手も「屋内野球練習場で大好きな野球を1年中プレーできるようになることを期待しています」との応援メッセージを寄せている。

 同社は8月に資本金1000万円で、起業家支援などを手掛ける「コントレイル」(音更町、米田健史代表社員、出資割合51%)と、スーパーフクハラを展開する「福原」(帯広市、福原郁治社長、同・49%)が共同出資して設立した。(内形勝也)

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