約100人がボッチャ楽しむ とかち身体障害者スポーツ交流大会
「第58回とかち身体障がい者スポーツ交流大会」(十勝地区身体障害者福祉協会主催)が10日、帯広市内のよつ葉アリーナ十勝で開かれた。管内11町村から94人が参加し、ボッチャやじゃんけんゲームを楽しんだ。
スポーツに親しむ機会をつくり、町村間の交流と障害者への理解を広めることが目的。後援の帯広かしわライオンズクラブの会員が参加者の誘導を、帯広ボッチャ協会が競技の進行を担当し、帯広コア専門学校の1年生も運営を支えた。
メイン競技のボッチャは、白い目標球にどれだけ自分のボールを近づけられるか競うスポーツ。視覚障害者も楽しめるようルールを一部変更し、町村混合の20チームに分かれ競った。
参加者が目標球付近に投球すると歓声や拍手が湧き起こった。車いすで参加した浦幌町内の橋本健一さん(60)は「簡単だがうまくいかないところが面白い」と感想を語った。
盲導犬を連れ音更町から訪れた平操さん(76)は、目標球の位置を手でたたいて知らせてもらいプレー。「勘に頼るところもあり難しかったが、外に出るのが楽しみになるいい機会」と話していた。(高井翔太)
約100人がボッチャ楽しむ とかち身体障害者スポーツ交流大会