十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

新公園整備など活用 子どもたち支援 目標5000万円 広尾町がCF型ふるさと納税

広尾町では「集いの杜」整備などに用いるGCFを始めた(6月のウッドイルミネーションランタン作り)

 【広尾】広尾町は、クラウドファンディング(CF)型のふるさと納税を用いた地域活性化事業「広尾の未来を、遊びと学びで育てるのびのびプロジェクト」を始めた。寄付金は(1)新たな公園の整備(2)広尾高校の魅力向上(3)旧野塚小校舎を用いた住民交流施設「集いの杜」の整備-に活用する。田中靖章町長は「次代を担う子どもたちの学びや成長を促す取り組みを進めたい」と話している。(松岡秀宜)

 4月に地方創生ベンチャー「そら」(帯広市、米田健史社長)と締結した連携協定に基づく、地域活性化の取り組み。プロジェクトの目標金額と使途を明確にし、共感した人から寄付を募る「ガバメントクラウドファンディング」(GCF)を用いる。

 GCF事業のうち新たな公園は、街の「真ん中」にある多世代交流型を想定。シンボルツリーや屋内遊戯施設を設けるなど「まちのシンボルゾーン」としての整備を進める。

 広尾高校の魅力向上では、生徒が無料で利用できる学習塾の開設や広尾地域学の充実などを展開。集いの杜は林業振興をコンセプトに、住民が気軽に集まる交流拠点と「広尾サンタランド・ウッド」(町のブランド木材)の木工・製造拠点にする。

 寄付者は寄付金の使途を容易に把握でき、税制優遇も受けられる。エゾバフンウニ、時サケ、ラムジンギスカン、大トロイワシ、オーガニック牛乳、シシャモなど、寄付額に応じた170種類以上の返礼品を用意した。1日から9月29日までが募集期間で、目標金額は5000万円。

 町は「豊かな自然環境や遊びと学びを通じて子どもたちの個性、能力を伸ばし、未来につながるプロジェクトを目指したい」(企画課)としている。プロジェクトの概要はふるさとチョイスGCFで確認できる。

関連写真

  • 広尾町では「集いの杜」整備などに用いるGCFを始めた。同施設では2月、ウッドイルミネーションイベント「灯杜(ともり)」も行われた

    広尾町では「集いの杜」整備などに用いるGCFを始めた。同施設では2月、ウッドイルミネーションイベント「灯杜(ともり)」も行われた

更新情報

開幕戦は帯農―帯緑陽 Aブロックに帯大谷、Bに白樺学園ら 秋季道高校野球十勝支部予選

紙面イメージ

紙面イメージ

9.10(水)の紙面

ダウンロード一括(98MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2025年9月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME