「議会だより」制作のノウハウ学ぶ 広尾・大樹・更別・中札内の町村議ら研修会
【広尾】広尾町議会(堀田成郎議長)の議員研修会が6月26日、町コミセンで開かれた。広尾のほか大樹、更別、中札内の町村議や議会事務局担当職員ら約50人が参加、全国の先進事例や編集のプロのアドバイスを通し、「読者目線」「読まれる紙面」を意識した広報誌(議会だより)作りのポイントを学んだ。(松岡秀宜)
議会の情報公開で大きな役割を担う広報誌に関し、住民が読みたくなる内容に編集するための知識、技術を習得するのが目的。地方議会の会議録などを扱う会議録センター(埼玉県鴻巣市)の編集部長で、議会広報アドバイザーの矢嶋洋美さんが講師を務めた。
矢嶋さんは「編集者目線プラス読者目線」をテーマに、記事の扱い方や見せ方などを解説した。「文字がぎっしり並んだ紙面ではなく、1ページに1枚以上の写真配置を」「読者を引き込む内容の見出しに」などとアドバイス、「ひろお町議会だより」の改善点を提言していた。
矢嶋さんは議会の広報誌について、「議員自身が住民を取材するなど(議会を身近にする)強力なツールとして活用する時代」とも強調。住民が登場する記事を掲載することで「住民の生の声」を聞く機会が増え、「住民とより良い関係をつくれる」とした。
参加者は早速、広報誌のレイアウトにも挑戦。広報誌の見せ方や伝え方などについて理解を深めた。