十勝平野蒸溜所、「深いブルー」のジン発売 5月に一般向け製法説明会
【幕別】クラフトジン製造・販売の十勝平野蒸溜所(幕別町、宮澤嘉裕社長)は28日、オリジナル商品の第3弾となる「明時・TANZANITE(タンザナイト)」の販売を始めた。今年から本格製造に入った同所を広く知ってもらおうと、5月3~6日に時間限定で一般開放し、ジンの造り方説明会を開催する。(佐藤いづみ)
新商品は深いブルーが特徴。「バタフライピー(蝶豆)」の花由来による天然色で、ボタニカル(風味付け諸物素材)はほかに、広島県産のかんきつ類ベルガモットの皮などを使用している。
商品名のタンザナイトは青く澄んだブルーの宝石を意味する。宮澤社長は「炭酸やトニックウオーターで割ると、色が紫やピンクに変わる。上品で華やかなシトラスの香りとともに楽しんでほしい」とPR。アルコール度数は47度、希望小売価格は1本(500ミリリットル)5500円。管内の酒店などで購入できる。
同所は十勝ヒルズ内にあり、十勝管内では珍しいクラフトジンの本格製造拠点として2023年に開設。2月に初の独自商品(初回限定版)を出したのを皮切りに、3月は帯広産ラズベリーがメインボタニカルの桜色商品を売り出し、「出荷ベースで予定の半数以上がすでに出ている」(宮澤社長)という。
説明会は期間中、午前10時スタート(30分間)。1時間刻みで1日7回行う。参加無料、1回20人定員。詳細は同社ホームページに掲載、問い合わせは(0155・65・0479)へ。