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藤丸パーク整備始動 サポーターには836人、約3億円

現地で整備位置を確認するメンバー(左から5人目が村松社長)

 「藤丸」再建に向け、藤丸株式会社(新藤丸、帯広市、村松一樹社長)などは、旧農協連ビル跡(帯広市西3南7)に設ける商業ゾーン「藤丸パーク」の整備をスタートさせた。寄付応援制度「藤丸サポーター」の受け付けは3月末で締め切り、836件2億9513万8000円(速報)が寄せられた。(佐藤いづみ)

 新藤丸では、そら(同、米田健史社長)と連携し、閉店した百貨店藤丸の建物を解体して新たな複合商業施設を2030年ごろにも開業する計画を進めている。

 藤丸パークはそれまでの間、仮設で整備して飲食店や物販、イベントなどを展開する場所として今年7月にも開設予定。同跡地は帯広信金から藤丸側が賃借。敷地面積は3300平方メートルで、可動式店舗5店とステージ・広場、ドッグランなどを整備する。

 1日には現地に関係者約10人が集まり、設計業者を交え、藤丸パークの整備に必要な線や印をつける「墨出し」作業を確認した。給排水管埋設工事などを手始めに、今月末にもトレーラー式店舗の設置に着手する見通し。来月初旬には出店テナントを公表する予定だ。

 村松社長は「いよいよ工事(整備)が始まった。藤丸、そしてまちをつなぐため、人が集う場所をつくり上げたい」と話していた。

 藤丸サポーターは、再建の気運を高め、地域の応援団を増やそうと、そらが中心に進めた。藤丸パーク整備や現藤丸の解体費用(約30億円)などに充てるもので、昨年11月に開始。1口3000円からで、1000万円の大口寄付も計14件あった。

 今後、金額に応じた返礼品の送付や対応に当たる。米田社長は「大きな支援に感謝する。廃虚にせず、隣地に藤丸パークを整備できる意義に共感してもらえたと思う。引き続き、新藤丸の計画を資金戦略の面で支えたい」と話した。

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