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浦幌中生考案のかぼちゃスープ、実現 町内3店で3月5日から提供

スープを考案した(右から2人目から)竹田さん、山田さん、円子さん、齋藤さん。右は高室座長、左はFF工房の伊織祐貴代表

 【浦幌】浦幌中学校の3年生が地域活性化の一案として授業で考案した、浦幌産食材を使ったかぼちゃスープが3月5日から町内の飲食店3店で提供される。食材提供はじめ“オール浦幌”による協力で、生徒のアイデアが形になった。(澤村真理子)

 考案したのは竹田早志さん、山田恭也さん、円子碧さん、齋藤楓斗さん。昨年10月、総合的な学習の時間で地域活性化案として発表し、町民による「子どもの想(おも)い実現ワークショップ(WS)」(高室智全座長)が具現化した。

 町内の岡田農園、アサヒアグリアクション、下坂農場がカボチャ、農事組合法人レギュームがニンジン、十勝浦幌森永乳業が生クリームと牛乳をそれぞれ無償提供。

中学生が考案した浦幌食材を使ったかぼちゃスープ

 生徒のレシピを基に町内の料理研究家宮川順子さんが監修し、食品加工の「FF工房」が製造した。

 スープを提供する店舗はトリノメ商店、futatsuki、かし和屋の3店。トリノメ商店ではランチにプラス100円で、futatsukiはパンと副菜とのセット(500円)として提供。かし和屋は夜の宴会メニューの一品として出す。無くなり次第終了。

 齋藤さんは「牛乳や調味料の配分が難しかった」と振り返り、竹田さんは「自分たちが考えたものが実現されてうれしい」、円子さんは「チャレンジしてみて良かった」と喜ぶ。山田さんは「浦幌の方々が喜んでくれたら」と期待する。

 浦幌中学校3年生による地域活性化案は2007年にスタート。これまで同WSにより、56のアイデアが実現されている。

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