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短期農業バイト「チャレンジしてみて」 十勝総合振興局らが説明会を初開催

デイワークについて解説するとかちアグリワークの職員ら

 十勝総合振興局などは19日、帯広畜産大学で、農業分野における労働力確保を目的に、1日単位から農業アルバイトを探せるスマートフォン向けアプリ「daywork(デイワーク)」の利用者向け説明会を初開催した。参加した市民約30人は、道内での農家の現状や同アプリの利用方法について理解を深めた。(山田夏航)

 同振興局主催、管内JAで構成し農業の人材不足対策を担うとかちアグリワークと十勝管内酪農ヘルパー組合連絡協議会が協力した。

 初めに道農政部が道内での農家の現状を説明。2010年度に4万4000戸あった販売農家は、22年度には3万2000戸と1万2000戸減。地域の人口減少や高齢化などが背景にあるとした。その上で1日単位から農業アルバイトを探せるアプリを紹介しつつ、道が推進する農業アルバイトと観光を組み合わせた新たな旅行スタイル「農WORK(ノウワク)トリップ」を解説した。

 デイワークは19年に管内でのサービスがスタート。17日現在、全国で登録者数7万9001人を数える。とかちアグリワークの担当者が利用方法などを参加者に教えるとともに、「9月から11月はジャガイモやナガイモの収穫時期で特に人手が不足している。作業が大変な分、日給も高い傾向にある。できそうなものからチャレンジしてみてほしい」とPRした。

 説明会に参加した、浦幌町の酪農場で働く玉置裕也さん(36)は、過去にデイワークを通じて農業アルバイトを経験したことがあるといい「働けるだけでなくいいリフレッシュになるし、知見も広がる」と評価した。

 ただ、畑作と比べて酪農は一定の経験や知識がないと任せられない業務もあることから「アプリの中で雇用主と被雇用者が、仕事のレベルや自身のスキルをより分かりやすく詳細に伝えられるような仕組みがあったらありがたい」と話していた。

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