給食に灯台ツブ 広尾町内小中学校で オーガニック牛乳も
【広尾】広尾町内の小・中学校の給食に14日、「広尾産とうだいつぶカレー」と「十勝オーガニック牛乳」が提供された。子どもたちは灯台ツブのぷりぷりとした食感を楽しみながら、大満足の昼食時間を過ごした。
地場の食材を使用する「ふるさと給食」の一環。地場で水揚げされた灯台ツブは、広尾漁協つぶ篭(かご)漁業部会(鈴木真樹部会長)が、むき身約20キロを無償で提供。牛乳は町紋別の鈴木牧場(鈴木敏文さん経営)が製造・販売する商品で、こちらも無償で提供された。
広尾小学校(斉藤貴史校長)の6年生のクラスでは、配膳時に「ツブたくさん」と要望したり、「牛乳は何本まで?」と質問するなど、人気のメニューに活気づいていた。配膳が整うと、スプーンいっぱいのツブを頬張って食感を味わった後、牛乳をゴクゴクと飲み干していた。
牛乳のラベルが好きで、クラスメートのラベルを集めて積み上げて遊んでいた大竹快青さん(11)は「ツブはコリコリと歯ごたえもあっておいしく、海の風味がした。牛乳も優しい味でおいしい」と笑顔だった。(石原秀樹通信員)