手作りそり、今年は親子でも 忠類ナウマンそり大会
【幕別】お手製の段ボールそりでゲレンデを滑走する「第42回忠類ナウマン全道そり大会」は、幕別町忠類白銀台スキー場の特設会場で開かれた。3部門53組115人が自慢のそりでスピードやデザインを競った。
1984年から始まった忠類地区の恒例行事。コロナ禍を経て、昨年は4年ぶりに通常規模で開催となった。今年は少雪に悩まされたが、今月4日の大雪で開催にこぎ着けた。
そりの完成度やデザインを審査する「グッドデザイン賞」と速さを競う「スピード賞」を設けた一般部門のほか、今年は「小学生スピード部門」「親子スピード部門」を新設。段ボールや米袋、肥料袋で作ったそりで、親子ペアが速さを競った。
一般部門では、大会恒例となっている、ガンダムや、ポケットモンスター、マリオなどのキャラクターをモチーフにしたそりなど、アイデア満載のそりが会場を盛り上げていた。
小学生スピード部門に出場した忠類小1年の井上時生さん(7)は父親と制作した「イエローカート号」で出場。傾斜の途中で止まってしまい、最後はそりを押してゴール。「うまく滑れなかったけれど楽しかった。来年はもっと速く滑りたい」と笑顔だった。(大谷健人)
手作りそり、今年は親子でも 忠類ナウマンそり大会