日高山脈国立公園特設サイト開設 東洋・振興局・連携協議会3者連携事業
日高山脈襟裳十勝国立公園記念特設サイト「十勝での楽しみ方ガイド」が新たに開設された。東洋(帯広)、十勝・日高山脈観光連携協議会、十勝総合振興局の3者連携によるもので、観光を切り口に「眺める」「食べる」「遊ぶ」「泊まる」を楽しめるスポットを紹介。今後、十勝全体にスポットを広げ、同国立公園の魅力を発信する。(完戸雅美)
東洋が創立70周年事業として管内自治体などを紹介しているサイト「推しまち」プロモーションのコンテンツの一つ。昨年6月25日に指定された同国立公園の特設サイト開設を振興局に提案し、同協議会と3者で準備を進めてきた。
サイトは、スマートフォンでの閲覧を意識し、左側に写真、右側にスクロールできる画面を配置したスプリットレイアウト。最初に同国立公園の説明、日高山脈を望む絶景スポット「眺める」、日高山脈を眺められる飲食店「食べる」、日高山脈の麓で体験などができる「遊ぶ」、麓の宿泊施設「泊まる」のセクションに計20スポットを掲載。
また、エリア内6市町村の首長メッセージ、絶景ギャラリーも。閲覧者がガチャガチャを回すと、無料で壁紙用の絶景写真をプレゼントする仕組みもある。
29日に芽室町内のめむろーどで行われた完成発表会には、東洋の角高紀社長、同協議会の手島旭会長(芽室町長)、同振興局の野口正浩局長が出席。角社長は「情報の結節点として有効な手段。今後、大々的なキャンペーンを実施し、国立公園が身近ではない住民にも身近に感じてもらえるようにしていきたい」とフォトコンテストなどの実施も検討していると説明。十勝全体や日高側との連携など、サイト内の情報拡充も視野に入れ、「できることをやっていきたい」と話した。
手島会長は「公では広がりに限界がある。十勝全体の魅力発信にもつながり、準公式の位置付けにしていきたい」、野口局長は「大雪山、阿寒摩周の三つの国立公園があり、三つの国立公園をまとめてPRしていきたい」と語った。