氷灯の日高山脈がお目見え 中札内でイベント
日高山脈をイメージして連ねたアイスキャンドルを眺める家族
【中札内】日高山脈をイメージして造った雪山をアイスキャンドルの明かりで彩るイベントが２５日、中札内村の道の駅なかさつないで開かれた。１５００個を超える氷灯が山脈のように連なり、訪れた家族やカップルらが記念撮影を楽しんでいた。
村民有志でつくる日高山脈国立公園化ＰＲ事業実行委員会（須賀裕一実行委員長）の主催で、今回が４年目。国道２３６号沿いに造成した雪山（高さ約２メートル、長さ約１００メートル）には「日高山脈が国立公園に」と書かれ、山の尾根に見立てた雪山に並べた氷灯に火をともすと、雪の”山脈”が美しく彩られた。上札内小学校５年の細江陸人さん（１１）は「ろうそくの明かりがとてもきれい」と笑顔を見せた。
また、今年は中札内高等養護学校の生徒によるパネル展「日高の森を、この場所につくろう！！」も同時開催。ヒグマやエゾシカ、フクロウ、キタキツネなど、日高山脈に生息する動物の実寸大シルエットパネルを段ボールで製作し、飾り付けた。母親と訪れた中札内の会社員西谷智子さん（５６）は「クマがのしのし歩く感じや、フクロウの大きさが伝わり、迫力がある」と感心していた。
２６日も午後４時ごろから同１１時ごろまで点灯する。屋内のパネル展は午後５時まで。（吉原慧）
