小豆の豊作願い初商い 十勝管内の雑穀業者
十勝管内の雑穀業者が加盟する豆の国十勝協同組合(理事長・梶原雅仁丸勝社長)は10日、帯広市内の北海道ホテルで、新春恒例の「席上商談会」を開催した。
取引は「十勝商和会」として開催し、通算553回目。新年交礼会を兼ねた商談会は、コロナ禍が一段落した昨年から通常開催に戻した。この日は約50人が出席。そろばんを手にした仲立ち人を介して次々と商談がまとまり、掛け声に合わせて「シャン、シャン」と手締めの音が響いた。取引はすべて小豆だった。
昨年は2023年産の不作を受けて小豆の在庫が乏しく、価格の高騰で商いは活発だった半面、十分に供給できなかった。梶原理事長は「昨年は豊作だったので、品質の良い十勝の小豆を全国のユーザーに安定的に届けたい」と話していた。(能勢雄太郎)
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