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「サウナ飯」初代グランプリは麻婆豆腐定食 グツグツ「ロウリュ」表現

サウナ飯GPで1位に輝いたバイプレーンの「極(きわみ)麻婆豆腐定食」。左は古田シェフ、右は後藤会長

 新たなご当地グルメを目指し初開催された食コンテスト「S(サウナ飯)-1グランプリ」で、ふく井ホテル(帯広)のレストラン「バイプレーン」の「極(きわみ)麻婆豆腐定食」がグランプリに輝いた。イベントに合わせて用意した特別メニューだが、好評だったことから、今後は定番メニューとして提供する予定。

 S-1グランプリは、豚丼に次ぐ新たなご当地グルメを生み出そうと、帯広観光コンベンション協会と十勝サウナ協議会が主催。JR帯広駅から半径約2キロ圏内の飲食店42店が参加し、昨年10、11月に、サウナ後に食べる「サウナ飯」の味を競った。順位は食事した客による計623票の投票で決めた。

 バイプレーンは豆腐がゴロゴロ入った麻婆豆腐を熱々で提供。グツグツとした見た目で、熱した石に水をかける「ロウリュ」を表現した。

 辛さをあえて抑えることで、幅広い年齢層が楽しめる味に仕上げたという。

 同店には、十勝サウナ協議会の後藤陽介会長から、優勝記念のオリジナルタペストリーが贈られた。シェフの古田元哉さん(26)は「おいしさを一番に心掛けた。賞を頂けてうれしい」と喜んだ。

 後藤会長は「期間中は地域の反応も良く、盛り上がりに寄与できたのではないかと感じている。今後も継続開催したい」としている。(児玉未知佳)

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