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大誉地住民の交流へ「カフェ」始動 地区の教諭らが実行委員会

温かい食事や会話を楽しむ大誉地地区の住民ら

 【足寄】足寄町大誉地の地域住民が集まって多世代交流を目指す「みんなのカフェおよち」が、活動を開始した。大誉地集落センターで毎月第3土曜日に開設し、温かい食事や会話を楽しめる。初回が昨年12月21日に開かれ、手作りの食事を味わいながら交流を深めた。(坂口阿希奈通信員)

 大誉地小教諭の笹井千晶さん(39)が、集落支援員の神本英邦さんからセンター活用の相談を受け検討を開始。児童保護者ら5人と11月に実行委員会を立ち上げ、開設にこぎ着けた。町社会福祉協議会のサロン活動事業の一環として実施する。

 初回のこの日は、ボランティア4人がサポートに入り、大誉地地区を中心に61人が来場した。ランチメニューとして、カボチャシチューと食パン、足寄産イチゴのカップケーキを手作りで用意。食材は地区の生産者からカボチャや卵、ニンジン、牛乳などを仕入れた。町内の高橋パン屋や珈琲座間屋、ぬくもり農園も協力した。

 用意していたランチ50食は1時間足らずで完売する人気ぶり。陶芸作品や編みぐるみ人形、ジャガイモや大豆などの野菜販売といったマルシェブースも設置され、買い物を堪能する人もいた。

 近所4人で乗り合わせて来た櫻井みち子さん(86)は「シチューがおいしかった。来月も来られたら」と笑顔。陸別に住む妹と訪れた70代の女性は「普段会えない人とも会えるのでいい機会」と話していた。

 笹井さんは「名前同様、集まる人全員でカフェをつくっていきたい。今後は、みんながやりたいことやイベントなど、自発的に利用してもらえたらうれしい」と期待を寄せた。

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