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タクシー相乗りでお得に利用 「夜のコミタク」&部活送迎の実証運行

「夜のコミタク」の予約ページ。行き先が同じ利用者を自動でマッチングする

 TKタクシー(帯広、小林義幸社長)は12日から、夜間の相乗りタクシーサービス「夜のコミタク」の実証運行を行う。繁忙期の忘年会シーズンに、相乗りで乗車効率を高めてタクシー不足を補い、移動手段の安定供給を図る。実証期間は1カ月間。昨年に続き2年目の実施となる部活動送迎タクシーの実証も同日から行う。(児玉未知佳)

 両事業とも今年度の国土交通省の「共創・MaaS(マース)実証プロジェクト」の補助事業に採択された。事前予約が必要なデマンド型で行う。

 「夜のコミタク」は帯広市西2南10のつるやビル前を乗車地点とし、午後9時以降に運行。運行エリアは帯広市内と近隣3町の市街地などで、キャッシュレス決済とする。

 同社の公式LINEから予約し、目的地などを入力すると、帰宅方向が同じ客同士を自動でマッチングする。「相乗りで料金は最大50%割安になる」(同社)という。

 「部活コミタク」は、保護者の送迎負担の軽減を目的に実施。学校間、練習場や大会会場への移動、部活後の帰宅送迎を行う。実証期間は2月末までの約2カ月半。1年目は対象校を一部に限定したが、今回は市内全域の小中学校の児童生徒を対象とする。

 前回の定額制は取りやめ、走行距離に応じた料金とする。夜のコミタクと同様、同社の公式LINEから申し込み、必要に応じて相乗りで運行する。

 同社は「繁忙期のドライバー不足は業界全体の課題。部活コミタクも含めて、相乗りの効率性や需要を検証したい」としている。

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