パンと日本酒は意外と合う 碧雲蔵と満寿屋が初イベント
製パンの満寿屋商店(帯広市)と、上川大雪酒造(上川管内上川町)の碧雲蔵による初イベント「麦音のパンと碧雲蔵の日本酒を楽しむ会」が7日、帯広市内の麦音で開かれた。両者は「パンと日本酒は合う」と力説、参加者は本格料理も交えペアリングを楽しんだ。
十勝小麦を100%使用する満寿屋商店は、帯広畜産大内にある碧雲蔵の酒かすを使った「あま酒ちぎりパン」も販売している。この日は両者と交流がある農業者ら20人が参加。碧雲蔵の若山健一郎杜氏(とうじ)は「日本酒とパン自体、どれも意外と合う。皆さんなりのペアリングを発見してほしい」とあいさつした。
参加者には、あま酒パンやカンパーニュなど10種と純米大吟醸「十勝」など4種が提供され、満寿屋商店の西洋料理シェフ馬渕善範さんによる「マンガリッツア豚のスープ」など14種と共に味わった。帯広市の農業、井上慎也さん(48)は「多くの種類があり、楽しみながら選べる」と笑顔だった。
碧雲蔵は十勝の風土に根差した商品とのペアリングにも力を入れており、チーズに合う日本酒も発売している。満寿屋商店の天方慎治常務は「今後も続けたい。将来的にはパンに合う日本酒を企画できたら」と話していた。(佐藤いづみ)
パンと日本酒は意外と合う 碧雲蔵と満寿屋が初イベント