7年ぶりに移住案内パンフを刷新 士幌
【士幌】士幌町は、移住に興味を持つ人向けに町の暮らしなどを案内するパンフレットを刷新した。手に取ってもらえるように親しみのあるデザインを意識し、町の立地や補助事業、子育て支援策、移住者のリアルな話など必要な情報を集約。町地域戦略課まちづくり推進係は「士幌の風景や実際に住んでいる人の様子を伝え、移住のイメージを膨らませてほしい」と期待している。(大健太郎)
パンフレットの刷新は7年ぶりで、12日に完成した。表紙の題名は「人と、自然と、のんびり」にし、オニユリやハニーサックルがある花畑で、町民と移住者がにこやかに笑う写真を採用。町内で暮らしている移住者の写真も掲載し、移住を決めた理由や子育て環境など、町の暮らしぶりをまとめた。また、移住体験用住宅「オリベ」と農園付き住宅のほか、カフェまるくやカフェ&ランチいちいなど飲食できる場所も紹介している。
このほか、地域のイベント情報として、アイスキャンドルをともす「Shihoro on ICE」や、基幹産業の農業をPRする町最大級のイベント「しほろ収穫祭」、十勝管内で一番早い「しほろっち夏祭り花火大会」も取り上げている。
ジャガイモの生産量と牛の飼育頭数が日本有数といい環境に恵まれながら、帯広市街地まで車で約45分と住みやすい地域である点も強調。B5判14ページ。2000部を製作し、道の駅ピア21などに設置しているほか、町のホームページからも閲覧できる。
同係の高橋研一さん(地域おこし協力隊)は「移住者と地元住民がほどよい距離感で暮らしていることを伝える内容になっている。士幌の住みやすさを知ってもらい、移住者の増加につなげたい」と話す。
パンフレットに関する問い合わせは同係(01564・5・5212)へ。