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ホタル観賞で初の1000人突破、士幌で幻想的な雰囲気楽しむ

水辺に浮かび上がるホタルの光跡

 【士幌】士幌町主催の「ホタル観賞会」が7月26日から8月4日まで、町内の下居辺朝陽公園(ほたるの里)で開催された。来場者は初めて1000人を突破し、10日間で1011人と過去最高を記録した。来場者は、水面(みなも)を飛び交うヘイケボタルの光を眺めながら、幻想的な雰囲気を楽しんだ。

 観賞会は下居辺地区公民館活動推進委員会、町観光協会が協力した。かつて町に生息していたホタルが見られなくなり、「ホタルが飛び交う姿を子どもたちに」との思いから養殖を開始。1992年ごろからホタル観賞会を開いている。来場者数は2022年418人(6日間)、23年903人(9日間)を記録している。

 今年はホタルが多かったといい、町観光協会は、湿度の高い蒸し暑い日が続いたことが要因とみている。来場者は、大阪や鹿児島などからも。SNSや口コミで人気が広がったとみられるという。「とてもきれいだね」など反応も良かった。

 町産業振興課商工観光労働係の戸水祐也係長は「ホタルを見る機会が少なくなる中、満喫してもらえて良かった」と話した。(大健太郎)

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