社屋壁面に「和牛全共」お目見え 村上土建開発工業が大看板 音更
2027年に音更町と帯広市で開かれる「第13回全国和牛能力共進会(和牛全共)北海道大会」をPRする大型看板が、町内の「村上土建開発工業」(木野大通西5、村上亙社長)にお目見えし、道行く市民やドライバーらの注目を集めている。国道241号に面した社屋壁面に設置され、牛やオリジナルのロゴを描いている。(内形勝也)
和牛全共道大会は公益社団法人全国和牛登録協会主催で、27年8月26~30日に開催される。「種牛の部」「高校および農業大学校の部」が音更町で、展示会場はホクレン十勝地区家畜市場、催事会場は希望が丘運動公園など。「肉牛の部」は帯広市で、審査会場は北海道畜産公社十勝工場、セリ・参観会場はよつ葉アリーナ十勝となっている。
和牛全共道大会をPRする看板は縦2・64メートル、横4・05メートル。同社が地域活性化などを目的に7月29日に設置し、町に寄贈(約10万円相当)した。夜間にライトアップしており、注目度はさらに増す。村上社長(50)は「和牛全共北海道大会の開催地となった音更町、帯広市を広くPRできれば」と話す。
デザインは町が考案した。道立総合研究機構農業研究本部畜産試験場(新得町)の放牧地で、のんびりとくつろぐ和牛の画像を中心に配置。和牛全共道大会のイベントテーマに決まった「Wa Gyu? 和牛の次なる1歩は北の大地から 和牛の祭典2027」を活用したオリジナルのロゴマーク、開催期日、開催地を記している。
町経済部全国和牛能力共進会対策室は、同社の社屋壁面を使った大型看板の設置について、「とても目立つので、大きな宣伝効果が期待できる」とする。町は近く同社に感謝状を贈呈する予定だ。
壁面ではこれまで、22年4月にグランドオープンした道の駅おとふけ(愛称・なつぞらのふる里)のPRも実施している。町が帯広市内のイラストレーター小夜小町さんに製作を依頼し、なつぞらのふる里を中心に据えたイメージイラストを掲示していた。