「馬橇の花嫁」作中シーン写真で 帯広競馬場でパネル展
幕別町出身の映像作家逢坂芳郎さん(43)が脚本・監督を務め、昭和30年代の十勝の農村を舞台とした短編映画「馬橇(そり)の花嫁」の公開に先立ち、特別パネル展が帯広競馬場で開かれている。場面写真や使用された品を見ることができる。27日まで。
写真パネルは、雪の中を走る馬そり、祭り、農作業など映画の印象的なシーン17場面分をそろえた。帯広市の写真家荘田喜與志さん(故人)撮影で、映画制作のきっかけとなった馬そりに乗って嫁ぐ花嫁の写真3枚も飾られている。
ほかに、映画撮影で使用した昭和30年代当時の婚礼衣装と、一部をリメークした60年ほど前の実物の馬そりも展示している。
パネル展は6月1日~同16日にイオン帯広店でも行われる。
この映画は、完成記念特別上映会が6月23日に幕別町百年記念ホール(千住180)で開かれる。前売り券は一般1500円、中学生以下750円。当日券は一般1800円、中学生以下900円。同ホールや帯広競馬場内の売店「リッキーハウス」で23日から販売される。(北村里沙)