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日本の文化、神社で体験 浦幌神社が外国人対象ツアー 空手に茶道、布団で就寝も

道着をまとって空手を体験するモニターツアーの参加者

 浦幌神社(背古宗敬宮司)は今年度から、インバウンド向けの日本文化体験ツアーを行う。4月20、21の両日には「外国人日本文化体験モニターツアー」を同神社などで実施。参加者が神道体験など多彩なメニューを楽しんだ。

 モニターツアーは、参加者の感想や意見を今後の参考にしようと企画。大学の研究で浦幌木炭を訪ねたことがある北海道大学大学院生のリ・シュさん(26)が参加者を募り、中国人女性の親子2人、ロシア人女性2人、インド人女性1人の計5人が参加。李さんは通訳も務めた。

 初日の茶道体験では、茶道表千家乙女会の背古京子代表の指導で抹茶を飲み、点(た)てる体験もした。夕食は十勝や浦幌の食材を使ったバーベキューを囲んで交流し、同神社の社務所に泊まって初めての「ふとん」で就寝した。

 翌日は早朝から、うらほろ森林公園をウオーキングし、神社境内で背古宮司らの指導で空手道を体験。形の「平安初段」などに挑戦した。書道体験では書道研究温和会の高室倫子師範の神前奉納書道を見学し、シマエナガの絵馬に「和」と正書しておはらいを受けた。絵馬は授与された。

 参加したインド人のシュラッダ・クリシュナさん(25)は「餅つきがとても楽しかった」と笑顔を見せ、中国人のゴ・グツさん(25)は「書道は初めての体験で、共通の文化が日本で大事にされていることがうれしい」と感激していた。

 背古宮司は「外国人の参拝者も増えているので、体験を通して日本文化を伝えたい」と話していた。

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  • モニターツアーでは日本の伝統文化のもちつき体験も用意された

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  • 神道や茶道を体験 浦幌神社で外国人がモニターツアー 3

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