帯広看護専門学校で入学式 看護の道へ26人が一歩
道社会事業協会帯広看護専門学校(吉田一郎学校長)の第33回入学式が5日、帯広市内の同校で開かれ、26人が患者の心に寄り添える看護師となるための第一歩を踏み出した。
吉田学校長は、「これから学ぶことは、人の健康に直結した多岐にわたる内容。仲間と協力し、困難を乗り越えてほしい」と激励。同協会の吉田秀明理事長も「道内の医療福祉の過疎を解消するのが法人の使命。3年後には地域医療を支える一員となってほしい」との言葉を贈った。
新入生を代表して、齋藤夏蓮さん(18)=帯広三条高卒=があいさつ。「患者さんに寄り添った看護とはどういうものか、を常に追求したい。仲間と苦楽を分かち合い、理想の看護師像に向かって成長したい」などと誓った。
同校は、看護師国家試験の合格率100%を12年連続で保つ。在校生代表の柏村茉那さん(20)が「同じ看護を志す者として、ともに助け合って頑張っていきましょう」と歓迎の言葉を述べ、参列した保護者らも、地域医療を支える道を選んだ子どもたちを静かに見守っていた。(松岡秀宜)
帯広看護専門学校で入学式 看護の道へ26人が一歩