氷上露天風呂にアイスバー… 360度白銀の世界堪能 しかりべつ湖コタン開幕
【鹿追】結氷した白銀の湖上にイグルーなどが建つ、しかりべつ湖コタン(実行委主催)が27日、開幕した。早速、国内外の観光客らが訪れ、然別湖の冬を楽しんでいた。
コタンは、同湖の雪と氷で造ったイグルーやアイスバー、チャペルなど“集落”が登場する。1980年に若者のアイデアで始まり鹿追の風物詩となった。実行委やボランティア、陸上自衛隊鹿追駐屯地の隊員らが設営している。
氷上露天風呂や足湯もあり、開場と同時に楽しむ人も。家族で訪れた横浜市の片岡恵菜さん(小学6年)は夏に訪れたこともあり、「冬の然別湖も白くてきれい。足湯も気持ちが良かった」と話していた。
前日の26日午後には同所で、関係者100人が参加して開村式が開かれた。井上貴生実行委員長は「世界に誇れるイベント。多くの人に楽しんでもらいたい」と話していた。
3月10日までの予定で、開場時間は午前9時~午後8時。小学生以上の入場には協賛金(1人500円)の協力を呼び掛けている。問い合わせは、実行委事務局(然別湖ネイチャーセンター内、0156・69・8181)へ。(平田幸嗣、大井基寛通信員)
360度白銀の世界堪能 しかりべつ湖コタン開幕