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JAXA格納庫シャッターでドライブインシアター 大迫力の「アポロ13」に興奮

格納庫シャッターに投影された映像を車中から鑑賞する来場者(7日、金野和彦撮影)

 【大樹】大樹町の多目的航空公園で7日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の格納庫シャッターに投影するドライブインシアター「宇宙の映画館」が催された。町内外の45台(94人)が応募、満天の星の下で、巨大スクリーンに映し出される迫力の映像を楽しんだ。

 大樹町が進める「宇宙のまちづくり」の一環で、JAXA施設をレジャーに活用する初の試み。日本旅行(東京)から町に派遣されている吉田たすくさん(地域活性化起業人)が企画・立案し、観光庁の補助事業に採択された。

 格納庫は大気球を収納する施設で、シャッター上に日本最大級のスクリーン(縦17メートル幅30メートル)を用意。ネット上で話題を呼び、地元の大樹町や帯広など十勝管内に加え、札幌や道外からも応募があった。

 この日は午後5時の開場に合わせて続々と応募車両が詰めかけ、係員の誘導で格納庫前の滑走路に駐車。午後6時から上映が始まり、町内のロケット開発企業インターステラテクノロジズやJAXAなどのPRビデオ、米国映画「アポロ13」が上映された。

 東京の会社員谷本憲佑さん(40)はSNSで催しを知り来場した。「東京で見るドライブインシアターのスクリーンとはサイズが違い、とても堪能できた。JAXAの施設を見るのも初めてで、よい経験になった」と語った。

 吉田さんは「JAXAとの調整も含めて実績ができた。参加者の反応を踏まえ、夏場に第2、第3弾を企画できたら」と話した。(能勢雄太郎)

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