大谷グラブが幕別に到着 教育長「アスリート育つきっかけに」
【幕別】米大リーグで活躍する大谷翔平選手が全国の小学校に贈ったグラブが25日、幕別町教育委員会に届いた。
大谷選手は北海道日本ハムファイターズ時代、北海道応援大使プロジェクトの一環で2016年の1年間、幕別町の応援大使に就任。同年11月には幕別小学校を訪問し、役場で手形を取り、町民対象のトークショーを行うなど交流した。
町教委は到着可能日で最速の25日を希望。同日正午ごろ、町内9小学校分のグラブ27個が到着。右利き用2個と左利き用1個で、中には「野球しようぜ」などと書かれた大谷選手のメッセージが添えられていた。
各校では3学期の始業式となる来年1月15日に、子どもたちの手に渡す予定。菅野勇次教育長は「応援大使以降、大きな縁を感じている」とし、「これを機に子どもたちが野球やスポーツに興味関心を持ってもらえたら。オリンピアンのまちとして、今後もアスリートや五輪選手が育つきっかけにもなってほしい」と話していた。(植木康則)
大谷選手のメッセージ全文は次の通り。
学校関係者各位
貴校ますますご清栄の事とお慶び申し上げます。
ロサンジェルス・エンゼルス・オブ・アナハイムのメジャーリーガー、大谷翔平です。
この手紙は、このたび私が学校に通う子供たちが野球に興味を持ってもらうために立ち上げたプログラムをご紹介するためのものです。
この3つの野球グローブは学校への寄付となります。
それ以上に私はこのグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなれることを望んでいます。それは、野球こそが、私が充実した人生を送る機会を与えてくれたスポーツだからです。
このグローブを学校でお互いに共有し、野球を楽しんでもらうために、私からこの個人的なメッセージを学校の生徒たちに伝えていただければ幸いです。
この機会に、グローブの寄贈をさせていただけることに感謝いたします。
貴校の益々のご発展をお祈り申し上げます。
野球しようぜ。
大谷翔平