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「鹿追に来てもらえる映画に」 おしゃべりな写真館ロケ地で上映会

舞台あいさつした出演者ら。左から藤監督、谷川清美さん、賀来さん、中原さん、山木さん、小宮さん、木村善幸さん(平栗玲香通信員撮影)

 【鹿追】鹿追町を舞台にした映画「おしゃべりな写真館」(藤嘉行監督)の完成披露上映会(実行委主催)が16日、鹿追町民ホールで開かれた。映画には鹿追の風景が映し出され、多くの町民も出演し、来場者は銀幕を通してふるさとの良さを再認識していた。

 会場には、満席となる600人が来場。台蔵征一実行委員長は「昨年から鹿追で春、夏、秋、冬それぞれ撮影が行われ、すばらしい映画ができた」とあいさつ。喜井知己町長は「鹿追の風景があり、エキストラに町民も多く出ている。じっくりと楽しんで」と述べた。

 映画の上映後、藤監督や主演の中原丈雄さん、準主役の山木雪羽那さん、賀来千香子さん、小宮孝泰さんら出演者が舞台あいさつした。藤監督は「映画は死なない。ずっと残る。さまざまなところで上映され、見た人が鹿追に来てもらえる映画になれば」とあいさつした。中原さんは「映画は見てもらった人の力で育っていく。帯広にもぜひ見に行ってほしい」と話した。

 映画は、妻(賀来さん)に先立たれた写真家(中原さん)が緑内障を患い、カメラをあきらめ失意の中、妻の実家である鹿追の写真館を訪れる。心に傷を持った山村留学中の女子中学生(山木さん)と出会い、地域の人たちとの交流が始まる。

 撮影は昨年7月にスタートし、ほとんどを鹿追町内で行った。町出身の須永裕之さんがプロデューサーを務めた。町民有志は「ささえ隊」(相澤政則隊長)を結成。撮影スタッフへの炊き出しなどで支え、セット設置場所は、町民や事業者が無償で貸し出すなど、町を挙げて撮影に協力した。

 おしゃべりな写真館は、来年2月23日、シネマ太陽帯広で全国に先駆けて上映する。(平田幸嗣)

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