室井瑛丞さんが教育長賞 デンプンの糖化過程を実験 中学生科学研究発表会
帯広市中学生科学研究発表会(市教委など主催)が4日、市児童会館で開かれた。最高位の教育長賞には大空学園義務教育学校8年の室井瑛丞(えいすけ)さんの「水あめができる条件と失敗の原因の考察」が選ばれた。
研究発表部門に12人、科学作品展示部門には約120人が参加。室井さんは、水あめの原料に含まれるデンプンが酵素によってショ糖に分解される過程に着目した。
室井さんの発表は、分解に要する時間を分けて実験し、最適な条件を導き出した形。室井さんは受賞について「一生懸命やったのでうれしい」とし、「研究結果だけでなく、発表用のスライド作りなども勉強になった」と話した。
市小中学校文化連盟の阪本幸子郎副会長は、「身近な生活の中で疑問に思ったことをテーマにし、自分なりの視点で研究していてよかった」と講評した。(児玉未知佳)
その他の入賞者は次の通り。(敬称略)
▽最優秀賞=押切奏乃(川西中2年)宮澤杏奈(同1年)古瀬葉奈(八中1年)
▽優秀賞=半田小春(八中2年)高松采那(川西中1年)榎波愛(八中2年)
▽優良賞=實原嘉香(大空学園8年)井上和也(八中1年)伊勢大朗(川西中2年)
▽奨励賞=矢吹志乃(八中2年)道見瑚太郎(大空学園8年)