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御影の「お寺カフェ」好評 照明寺 毎週月、火曜日「開店」 清水

訪れた人の前でお茶をたてる矢形住職(中央)

 【清水】清水町御影西1の高野山真言宗報恩山照明(しょうみょう)寺(矢形聡弘住職)は、毎週月・火曜にお寺カフェ「しゃくなげ」を寺内で開き、地域住民の評判を呼んでいる。矢形住職(53)は「昔からお寺は人々の憩いの場であり、皆さんにとっての憩いの場になれば」と話している。(那須野唯通信員)

うどんやデザート「憩いの場」に
 お寺カフェは、檀家以外にも寺を開放し、誰でも来てもらえるようにしたいと8月にオープンした。カフェのモットーは「喜んで快く、楽しく人に会うという意味の『欣然興心會(きんぜんこうしんえ)』」。

 矢形住職は、本州の寺には、お参りの後に茶やまんじゅうを食べ、静養してから帰るという「茶屋文化」があることから、お寺カフェを思い付いた。

 15歳から49歳まで高野山(和歌山県)で修行。真言宗の開祖である空海(弘法大師)が、唐から帰国後にうどんを広めたという説があることから、同カフェでは関西風のうどんを提供している。

 また、吉野葛(くず)を使用したくず餅(450円)などさまざまなデザートも用意。くず餅と抹茶のセット「しゃくなげセット」(750円)など、抹茶付きのメニューでは、矢形住職が自らお茶をたてることもある。10月からは高野山の精進料理である「胡麻豆腐」も提供している。

 カフェを訪れた人たちは「友達と一緒に来た。楽しくておいしい」「気楽に休ませてもらえる」と笑顔を見せていた。

 矢形住職の妻で、調理などを務める典子さん(49)は「大阪から取り寄せたカツオ節を使った関西風のだしの風味を味わってほしい」と話す。

 お寺カフェは月・火曜の午前11時~午後4時。メニューなど詳細は同寺のホームページを参照。問い合わせは同寺(0156・63・2056)へ。

関連写真

  • くず餅と抹茶の「しゃくなげセット」

    くず餅と抹茶の「しゃくなげセット」

  • きつねうどん

    きつねうどん

  • 矢形住職

    矢形住職

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