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「失敗は成長の第一歩」 スケート押切さんが西小で講演

現役時代の挑戦と失敗を振り返り、努力する大切さを伝えた押切さん

 帯広西小学校(渡辺教浩校長)で7日、スピードスケートで五輪に3大会連続出場し、この春に現役引退した押切美沙紀さん(30)=中札内村出身=による講演会(市教委主催)が開かれた。5、6年生59人に、失敗を恐れず目標に向かって挑戦する大切さを伝えた。

 押切さんは2度目の五輪だった韓国・平昌大会でチームパシュートのメンバーから外れた。大会では一緒に練習に励んできたメンバーが金メダルを獲得、押切さんは「喜びの気持ちと悔しい気持ちがごちゃまぜになって、すごくつらかった」と振り返った。心身に不調を来して競技から離れ、2年間の休養を経て選手に復帰。北京五輪では5000メートルで8位入賞を果たした。

 押切さんは同大会のチームパシュートの補欠メンバーで、日本は銀メダル。「平昌も北京も(自分が)メダルを取れなかったのは同じだけど、私の中ではそうではない。北京までの道のりは自分ができることを全部やってベストを尽くしたから仕方ないと思えた」と強調。「目標は達成できなかったけど、(北京までの2年間で)挑戦と失敗を繰り返し人として成長できた。それは自分の財産」と語った。

 5年生の長野依奈さんは「スケートを速く滑れるようになりたいと思った」と刺激を受けた様子だった。(澤村真理子)

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