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長崎屋「サンバード」消える

白く塗られる旧長崎屋の屋上看板(30日、須貝拓也撮影)

 7月末で直営売り場を閉店した旧長崎屋帯広店で、ロゴなどの撤去工事が行われている。30日には駅周辺の象徴の一つともいえる、赤地に鳥のシンボルマークが描かれた「サンバード」が全て白く塗られた。鮮やかな赤色が消え、周辺は“空の巣”のような静かな寂しさが漂っている。

 工事は21日夜に始まり、初日はクレーンを使って南側の塔屋4面に掲げられていた「Nagasakiya」のロゴが外された。シンボルマークが描かれている駅側塔屋は23日から足場が組まれ、30日朝から白塗り作業を開始。午後2時半には縦約14メートル、横約11メートルの壁面が2面とも全て白くなった。9月2日までに2度目の白塗りを完了させる。

 塗装作業はヤマグチ塗装工業(帯広)が行い、地元で育った作業員は「自分もよく通った。ここもなくなると思うと寂しい」と話し、黙々と作業を進めていた。

 今後、別の業者が照明器具や看板などを撤去し、9月半ばまでに全工程が終了する予定。(児玉未知佳)

関連写真

  • 黙々と作業を進める地元の塗装業者

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  • 彩りが消える旧長崎屋帯広店

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