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マイナカードの自主返納前年比3倍 帯広市 トラブル受け急増

 マイナンバーカードを巡るトラブルが全国で相次いでいることを受け、帯広市でもカードの自主返納が急増している。今年度の自主返納数は21件(11日現在)で、前年度同日現在の6件に比べて3倍以上となっている。(津田恭平)

 カードを巡っては、5月中旬以降、コンビニでの証明書交付を利用した際に他人の住民票が発行されたり、カードと一体化した健康保険証に他人の情報が登録されたりするトラブルが全国で発生している。

 帯広市ではこうしたトラブルは確認されていないが、自身のカードがトラブルの対象になっていないかや、カード情報の確認方法など、トラブルに関する市民からの問い合わせが13日までに328件寄せられている。

 市へのカードの自主返納数は昨年度が13件だったが、今年度は3カ月強ですでに昨年度を上回った。今年度の月別では4月が1件、5月が0件だったのに対し、6月は13件、7月は7件(11日現在)と、一連のトラブル後に急増している。

 市は返納理由を全て把握しているわけではないが、トラブルの発生によって、マイナンバーカード制度やカードのセキュリティーに対する不安を口にして返納した市民もいた。返納するときは市役所やイトーヨーカドー帯広店内に設置しているマイナンバーカードセンターにカードを持参し、返納届に記入する。

 自主返納が急増していることについて、市戸籍住民課は「細かい分析は難しいが、トラブルの報道があって以降、返納数が伸びている。トラブルが要因の一つではある」としている。

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