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十勝に魅了されたガラスアクセサリー作家 中札内に移住、キャンピングカーで移動販売

キャンピングカーでアクセサリーを製作する「よしさん」

 【中札内】大阪出身で東京を拠点に活動しているガラスアクセサリー作家の「よしさん」(50)こと山田芳進さんが6月、中札内村に移住し、キャンピングカーでアクセサリーの移動販売をしている。「よしさん」は「アクセサリーやワークショップに興味を持ってもらえたら」と活動をPRしている。(松崎篤嗣)

 「よしさん」は、空に舞い上がるシャボン玉をイメージして名付けた渋谷区代々木のアトリエ兼ショールーム「bulles en ciel(ビュル オン シエル)」を経営。「作ったものが誰かの目に触れ、手に取ってもらうことで、その人の幸せや喜びにつながれば」と2011年から移動販売に乗り出し、北は北海道、南は大阪まで各地を飛び回っていた。

 十勝では16年から移動販売を初め、年に数回の頻度で訪れていたが、趣味の野鳥撮影ができる十勝の自然に魅了され、移住を決意。6月に住民票を中札内村に移し、同村元大正の焼き肉店「開拓村」の駐車場に拠点を構え、ハンドメードのガラスアクセサリーを販売している。

 アクセサリーはキャンピングカー内の工房で製作。一般的なガラス細工とは異なり、ワイヤで作った枠に溶かしたガラスを流し込むオリジナルの技法。同じ型でも、その形や色合い、模様まで二つとない点が魅力。肌に触れやすいチェーンやフックといった箇所は、ステンレス製の素材を使っており、金属アレルギーに悩む人でも安心して身に着けることができる。

 十勝らしさを感じさせる作品として、枝豆をイメージしたネックレス、ピアスやイヤリングを用意。週末には帯広競馬場敷地内の「とかちむら」や幕別町の十勝ヒルズで出店するほか、アクセサリー作りを体験するワークショップも開いている。

 「よしさん」は「今後も東京を中心に活動は続けるが、十勝も重要な拠点の一つとして考えている」と話している。

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  • 枝豆やビールをモチーフにしたアクセサリーとよしさん

    枝豆やビールをモチーフにしたアクセサリーとよしさん

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