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町を代表する農産物へ 芽室町落花生生産組合が11戸で発足

生産組合を設立した町内の農家。前列左から上谷理事、鈴鹿副組合長、藤井組合長、土屋副組合長、橋本理事

 【芽室】芽室町内で落花生を生産する農家11戸が10日、「芽室町落花生生産組合」を設立した。JAめむろに事務局を置き、収穫後作業の集約化による生産規模の拡大や栽培・生産技術の向上を図る。同組合は「落花生を町を代表する新たな農産物へ成長させたい」としている。

 同日、同JAで設立総会が開かれ、組合員や関係者ら約20人が出席した。組合長には設立発起人代表で、メムロピーナッツ代表の藤井信二さん(40)が就任した。

 芽室を落花生の新たな産地にすることを目標に、2017年からJAめむろ青年部員の4農家が落花生栽培を開始。寒冷地では生産が難しいとされていたが、被覆資材の使用など北海道の気候に合わせた栽培方法を確立し、現在は栽培面積7ヘクタール、生産量35トンを超えるまでに拡大した。地元企業の協力で販路も確保している。

 落花生生産には高額な収穫機や大型の乾燥機が必要で、作業やコストの面で各農家に大きな負担がかかることが、近年の事業拡大のネックとなっていた。

 同組合設立により、収穫後の一時処理作業を集約化でき、各農家に余裕ができる。今後は関係機関と連携しながら北海道に適した品種の改良にも取り組みたい考えだ。

 藤井組合長は「組合設立は新たなスタート。まだまだ課題は多いが、克服し、事業拡大を目指したい」と抱負を語った。(近藤周)

 その他の役員は以下の通り。(敬称略)

▽副組合長=土屋真俊、鈴鹿哲也(会計庶務兼任)
▽理事=上谷秀晴、橋本真和
▽監事=高田昌樹

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