芽室町温水プールがオープン メダリスト佐藤さんの指導も
【芽室】施設の老朽化に伴い新設された芽室町温水プールが1日、オープンし、複数のオープニングイベントが開かれた。新プールは、温浴施設や十勝最大級のトレーニングセンターも併設。町民の健康増進を促す複合健康施設として活用される。
同日午後に行われたオープニングセレモニーには町や指定管理者などの関係者や町民ら約100人が出席しオープンを祝った。手島旭町長は「町民の健康、体力作り、憩いの場、学校利用など幅広い機能を期待している。多くの町民の皆さんに利用してもらいたい」とあいさつした。
手島町長、程野仁教育長、梶澤幸治町議会議長、指定管理を担うオカモトの黒川明彦専務、芽室ビル管理の広瀬重雄代表取締役によるテープカットが行われた。
セレモニー後は新プールで、2008年北京五輪競泳銅メダリストの佐藤久佳さん=苫小牧市出身=によるスイムクリニックが行われ、小学生から高校生までの44人が参加した。子どもたちは真新しいプールに飛び込むと水しぶきの中、気持ち良さそうな笑顔を見せた。佐藤さんはクロールを中心に「腕をしっかり大きく回すこと」を呼び掛けながら、約1時間半の指導に当たった。
最後は佐藤さんとの50メートル勝負が行われ、子どもたちは全力の泳ぎを見せた。参加者の山村まゆりさん(12)=中札内中1年=は「新しいプールはきれいで泳ぎやすかった。このプールに自主練に来たい」と話した。
プールや温浴施設は4日から通常営業する。プールの利用料金は大人400円、高校生200円、中学生以下無料、温浴施設は大人480円、6~12歳140円、幼児70円(月曜日休館)。トレーニングセンターの1回利用料金は大人240円、高校生120円(毎月第1月曜休館)。(近藤周)
芽室町温水プールがオープン メダリスト佐藤さんの指導も