浦幌ユーエムの「味付けジンギスカン」が5位相当のオーストラリア賞
【浦幌】味付けジンギスカンの認知度向上や羊肉の普及などを目的とした2023年度「味付ジンギスカングランプリ」の一般部門で、浦幌町内の「ユーエム」(竹田悦郎社長)の「行者ニンニク入り味噌(みそ)ラムジンギスカン」が上位5賞の一つ、オーストラリア賞に選ばれた。同社の和田料一郎専務(74)は「ギョウジャニンニクフリーズドライとラム肉の組み合わせによる味が評価されたと思う。大変光栄」と喜んでいる。
同グランプリは、オーストラリアの生産者団体MLA(ミート・アンド・ライブストック・オーストラリア)が主催し、昨年に続き2回目の開催。オーストラリア大使館や北海道遺産ジンギスカン応援隊などが協力した。全国から一般部門に56点、ニューウェーブ部門に20点の応募があった。
オーストラリア産羊肉を使い、誰でも購入できるかなどが参加の条件。一般部門にはユーエムなど十勝管内8社を含む全国41社が応募。審査員8人が4月に実食し、たれと肉の相性や買いやすい価格かなどを審査。今月9日に東京のオーストラリア大使館で表彰式が行われ、和田専務が賞状を受け取った。
受賞した商品は、天然のギョウジャニンニクをフリーズドライで乾燥させることで栄養を凝縮して香りを抑えた。ギョウジャニンニクのたんぱく質分解酵素で肉が軟らかくなり、みそ味で仕上げている。
商品は同社事務所、同社のネットショップ、道の駅うらほろで購入できる。問い合わせは同社(015・576・3400)へ。
同グランプリでは菅野精肉店(帯広)の「塩ラム」が準グランプリを受賞した。(円子紳一通信員)